考えてみよう 
家族をつくる選択

第2章 自分の望みを評価してみよう

第2節 私は母性(父性)本能を感じたことや、子供が欲しいと思ったことが一度もありません。これは正常ですか。

そう思っているのは、あなただけではありません! 子供が欲しいという本能や望みを感じない男女は大勢います。実際、最近の統計では、ここ20年、自ら子供を持たない人の割合は上昇する傾向にあり、全成人の15%が子供を持たない選択をしていると推定されています。

子供が欲しい気持ちや子供を持つことによって充実した人生にしたいという願いは、人によって違います。子供を持つのをずっと夢見ていたので、自分が親になりたいのはわかっていた、という人もいます。母性的・父性的本能や強い願いがあると話す人もいれば、そういうことをさっぱり感じない人もいます。

また、子供を持つことについて考えが曖昧な人もいます。こういう人は、特定の年齢や大きな節目(例えば35歳の誕生日など)に達した時とか、何らかの出来事(例えば、親の死、子供を本当にほしがっている人との恋愛、友人が子育てを始めた時)をきっかけに初めて、親になることについて考え始めたりします。

誰かの面倒をみたい気持ちがボランティア活動やペットの飼育などをすることで満たされ、充実している人もいますし、誰かの世話をしたいとは思わず、他のことで充実していて幸せな人もいます。

子供を欲しいとあなたが感じていないのなら、皆、満たされたいから子供が欲しいのだというまことしやかな神話を覆した、ジェニファー・ショーン作の傑作『Baby Not on Board: A Celebration of Life Without Kids (2005) 赤ちゃんいませんが何か?—素晴らしきノーキッズ人生 』(英語版のみ)は楽しく読めるかもしれません。