考えてみよう 
家族をつくる選択

第3章 子供を持つことに対する価値観

第1節 子供を持つことに対して、私はどんな価値観と信念を持っているのでしょう。

もう一点、子供を持つかどうかを決める時に大事なことは、あなたの価値観と関係しています。価値観とは、あなたの行動や世界観、そして世界における自分の居場所を形づくる原則や信念のことです。程度の差はあっても、価値観は、個人の性格や家族、所属する文化によって形づくられていきます。
あなた自身の価値観、あなたの家族の価値観、あなたの文化の持つ価値観、が同じでないために、わかりにくく、あやふやに感じるかもしれません。ですから、子供を持つことについては、あなたと家族と文化という3つの価値観を分けて考えることが大切です。そうすることで、自分の立っている場所がよくわかるようになります。

その手始めとして、子供を持つこと、あるいはチャイルドフリーでいることに関して、自分の価値観や信念を書き出す方法があります。
例えば、子供を持つことは有意義な人生にとって必要と考えますか。
親になることで人として向上すると考えますか。
子供を持てば、絶対に孤独な老人になることはなくなると思いますか。
世界はもう過密だ、これ以上世界で子供を増やすのは無責任だと思っていますか。
そして、子供を持たない人をどう思いますか。そういう人は利己的だと思いますか。
そういう人は年老いたら孤独になると思いますか。
それとも、子供を持たないという選択は、社会的、環境的に賢明な決断だと思いますか。

子供を持つことの重要性、そしてチャイルドフリーの人について、自分の考えを洗いざらいどんどん書き出しましょう。それが終わったら、できたリストを読み返し、その考えがどこから来たのか自問しましょう。
家族から来た考えはどれでしょう。
文化から来た考えはどれでしょう。
あなた個人にとって、これは本当にそのとおりだと思える考えはどれでしょう。

子供や養育、有意義な一生の送り方について、あなた個人が何に価値を置いているか整理することは、このプロセスの重要ステップです。

また、パートナーがいる場合は、子供を持つことに対するパートナーの考えや価値観を整理することも、決断の際に重要です。二人の人生に対する価値観が同じでないなら、子供を持つことの大事さについての考えや価値観が食い違っているなら、子供を持つかどうか意見が一致するまでとても大変でしょう。長い目で見ると、あなたとパートナーの双方が満ち足りた有意義な人生を一緒に築いていくというのは、ハードルの高いことになるでしょう。