考えてみよう 
家族をつくる選択

第4章 子供を持つこと・持たないことのメリットとデメリット

第4節 パートナーなしで子供をもつ長所と短所は何でしょうか。

※訳者注 日本では生殖医療に関する法律はまだなく、提供された精子や卵子から出生した子供の権利が十分に確保された状況とはいえません。現在は日本産婦人科学会のガイドラインに基づいて生殖医療が実施されていますが、生殖医療を受けることが出来るのは夫婦に限られています(事実婚を含む)。また、代理懐胎も禁止されています。カナダと日本では、法制度や生まれてくる子供の権利や福祉に違いがあることに留意し、専門家に相談してください。

費用対効果分析は、パートナーなしで子供をもつ決断においても、あなたの考えや気持ちを整理するのに役立ちます。二つ欄を作って、自分ひとりで子供を持つ「長所」と「短所」を表にしましょう。表ができたら、自分にとって何が大切かを考えて、各項目に重みづけをしまします。ここにはあなたの価値観が入ります。例えば、長所欄に「子供がいなくて当たり前、にならない」があったとします。その長所にどれくらい重みがあるかを考えましょう。10を極めて重要、1をほとんど重要でないとして、10段階で、「子供がいなくて当たり前、にならない」ことがどのくらい重要かランク付けします。重要であっても決定的ではなければ、5につけます。短所欄には、子供に父親がいない、父親を知らない、などがあるかもしれません。子供が父親を知らないことよりも生涯子供を持たないことの方が怖い、と感じる人もいれば、逆の人もいるでしょう。

各欄の重みを集計します。長所と短所、どちらが重いですか。短所欄のほうが重くても、自分は親になるためにはそういう犠牲もいとわないと気づくかもしれません。これが唯一の、あるいは最後の選択肢だと感じるかもしれません。こういったことが決断に役立つでしょう。

じっくり考えるのに役立ちそうな本を紹介します。

  • Choosing You: Deciding to Have a Baby on My Own by Alexandra Soiseth (2008).自分選び—シングルペアレントになる アレクサンドラ・ソイセス著 (英語版のみ)
  • Choosing Single Motherhood: The Thinking Woman’s Guide by Mikki Morrissette (2008).シングルマザーの道—考える女性のガイドブック ミッキ・モリセット著 (英語版のみ)
  • Single Mothers by Choice: A Guide for Single Women Who Are Considering Or Have Chosen Motherhood by Jane Mattes (1994).
    シングルマザーを選ぶとき ジェーン・マテス著 鶴田 知佳子訳 (草思社)

注: The Single Mothers by Choice グループは、Jane Mattesが設立し、北米全土に支部があります。

ほかにも、役に立ちそうな参考情報がインターネット上にあります。

一人親に関するいろいろな人の話を「Personal Stories」(未翻訳)で読んでみませんか。「Options for Singles」(未翻訳)のセクションもご覧下さい。