考えてみよう 
家族をつくる選択

第5章 親になる資質

第2節 パートナーが良い親になるかどうか、どうしたらわかりますか。

前出の質問「良い親になれるかどうか、どうすればわかりますか。」のように、あなたが大事だと思う親の資質のリストを考えましょう。パートナーの資質リストも作ります。両方のリストに共通する資質はありますか。パートナーとして一緒に親になれば、二人がそれぞれ異なった資質を持ち込んで、調和のとれた愛情のある環境を子供に作ってやることができます。例えば、パートナーは成り行き任せで行動するタイプだけれど、あなたは前もって計画して行動することが好きかもしれません。これらの資質はどちらも親の資質として貴重です。

一方で、あなたはパートナーの親としての能力に少し不安があるのかもしれません。ひょっとしたら、パートナーが虐待家庭で育ち、切れやすい(罵倒したり、身体的暴力をふるったりする)のかもしれません。あるいは、もっと些細なことが心配なのかもしれません。他人の子供やペットと一緒にいるパートナーを観察して、良い子育てをするのには必要そうな、忍耐強さ、融通性、人の面倒を見る能力を持っているかどうか考えてみましょう。

ここから、難しい選択が持ち上がるかもしれません。パートナーが良い親になると思えないのなら、二人の子供を持つことについては熟考する必要があります。パートナーとの関係が続こうが続くまいが、子供を持てば、人生は複雑に絡み合ったものになります。あなたがこのパートナーと一緒にいるかどうかは別として、このパートナーがこの先20年以上、親としての義務を一緒に果たしていけると思える人かどうかよく考え、慎重に選択しましょう。自ら進んで考えるのは怖いかもしれません。でも、愛情深く子育てに参加する良い親になると思えないパートナーと子供を持つほうが怖いことです。

また、甘く考えないようにしましょう。子供を持つと人生に変化がもたらされますが、人は基本的に変わりません。そして親であるということはストレスが多く大変なことなのです。つまり、パートナーがすでに親切で愛情にあふれ、寛容な人でなければ、思いやりがあって愛情深く、寛容な親になることはまずないでしょう。