考えてみよう 
家族をつくる選択

第5章 親になる資質

第4節 パートナーが良い父親になると思えません。一人で子どもを持てるでしょうか。

前問の「パートナーが良い親になるかどうか、どうすればわかりますか」で、最初にこのテーマを採り上げました。今のパートナーが良い親にならないことに気付いたら、大きな決断を迫られます。最大の問題は、「自分一人で子供を持てるか?」です。また、そのことに関係して、良い親にならないパートナーと一緒に子育てするより、一人で育てるほうが容易か、ということがあります。

このウェブサイトには、一人親の子育ての役に立つページがたくさんあります。『一人親』や『パートナーなしで子供を持つ長所と短所は何でしょうか』 についての質問を見てください。一人親があなたにふさわしいかどうかを考えるプロセスを始めやすくなります。

知り合いの一人親や、地元の一人親支援グループに連絡を取ることも役立つでしょう。多くの男女が子育てを一人でうまくやっています。こう自分に問いかけましょう。
自分にとって大切なことは何か。
パートナーとこの先もずっと一緒なら、親になるのを諦めてもいいか。
あるいは、パートナーと子供をつくることで、彼から離れられなくなってもかまわないか。
それとも、自分と生まれてくる子供にとって一人親のほうがいいのか。
今のパートナーと別れて一人親になることを考えている人は、利用できる生殖オプション(※)と、その問題に明るく、その選択があなたにとって正しいのかどうかの決断を助けることができるカウンセラーに相談するのもいいでしょう。

※訳者注 日本では生殖医療に関する法律はまだなく、提供された精子や卵子から出生した子供の権利が十分に確保された状況とはいえません。現在は日本産婦人科学会のガイドラインに基づいて生殖医療が実施されていますが、生殖医療を受けることが出来るのは夫婦に限られています(事実婚を含む)。また、代理懐胎も禁止されています。カナダと日本では、法制度や生まれてくる子供の権利や福祉に違いがあることに留意してください。