考えてみよう 
家族をつくる選択

第6章 後悔する可能性

第2節 私は子供をもつことに関心がありません。後になってこの決断を悔やみそうか、どうすればわかりますか。

適齢期に子供をもつことに関心がなかった多くの男女がその後の人生で後悔することはほとんどありせん。確かに、かわいらしい子や幸せそうな家族を見たときに、うらやましさが一瞬ちくりと胸を刺し、もし子供を持つ選択をしていたら、その子はどんな子で、自分たちの生活はどうだったろうと思うかもしれません。親の死や姪や甥の誕生といった出来事によって、一時的に戸惑いや後悔が生じることもあります。それはいたって普通のことで、すぐに過ぎ去って行きます。

でも、子供を持つことへの関心が徐々に変化していく人もいるのを知っておくことは大切です。たとえば、適齢期の終わりにさしかかる30代半ばから40代前半になって初めて、母性本能を感じて子供を持ちたくなったと話す女性もいます。多くの女性は若いうちは自分の生活や自立することに打ち込んで多忙です。自分のキャリアや関心、人間関係を追求する自由を楽しんでいます。そして30代半ばを迎え、何かが変わり始める時が来ます。友人や兄弟に子供ができて、何かしっくりこない気持ちを感じ始めます。小さな子供たちに対して自分が以前にはしなかったような接し方をしていることに気付くかもしれません。友人たちが親になることで喜びにあふれ豊かな生活を送っているように見えるかもしれません。あるいは子供をもつことに伴う疲労やストレス、混乱、不自由さを目にして、自分達には子供はいらないと納得するかもしれません。

そういうわけで、子供をもつことへの関心は、時間とライフステージによって変わりうるものです。男性の子供への関心も年を取るにつれて変わることが実証されており、40代になって生活や仕事が安定してくると、子供に関心が出てくることが多いとされています。

若い時に子供を持つことに終始関心を感じなかった男女については、その状態が続いていく可能性が大きく、そういう場合は後悔しない可能性が高いようです。しかし、決心が揺れていたり、決めかねていたりする人については、将来考えが変わる可能性があります。自分が後者に当てはまると思うなら、このセクションの他の質問についても読んで、このことをさらに考えてはいかがでしょう。