考えてみよう 
家族をつくる選択

第8章 決断の先送り

第1節 長所も短所もすっかり検討してしまいましたが、子供をもちたいかどうか、今が適切な時期なのかいまだに決められません。

あなたは子供を持つことの長所短所をしっかりと考えました。リストを作って選択肢を考え、友人に相談し、本を読みました。でもまだ、子供をもつ覚悟ができているのか、できるようになるのか確信がありません。では、どうしますか。

人生を左右するこのような決断には、「木を見て森を見ず」となることがあります。そのことに近づきすぎて、プレッシャーを感じすぎて決められないのかもしれません。細かいところにこだわりすぎて、全体像が見えないのかもしれません。

Fertility test/生殖能力の検査』(未翻訳※)を受けて、医者に「子供がほしいなら、今すぐ行動しないと」と言われたとしたら、でもまだ何をすればいいのか確信がないのなら、カウンセラーに相談の予約をしましょう。カウンセラーは、あなたが考えたことがないような問いかけをして、その問題を整理し、どこで行き詰まっているのかを明らかにし、前進するのを助けてくれるでしょう。

今、生殖能力に心配がないのなら、決断を一旦棚上げしましょう。人生の多くのことと同様に、状況が整っていないのに、無理やり、ことを起こすことはできません。だから、今はこの決断を先送りして、6か月以内にもう一度考える時を作りましょう。距離を置くことで物事がはっきりに見えてくるかもしれません。そうすれば、生活の状況も変わっていて、子供をもつことについて別の視点を持てるかもしれません。

※訳者注 いつか妊娠を考えるすべての女性とカップルが現在の健康状態のチェックを受けるための「プレコンセプションケア」を行う医療機関が日本でも増えています。かかりつけの医療機関に相談してみましょう。
参考) 国立成育医療研究センター プレコンセプションケアセンター